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houseco2011明石 採用決定

このたびハウスコ2011明石の家コンペにおいて、
弊アトリエの案が採用決定されました。
有難うございました。

ただハウスコのコンペもその明石がラスト2でして、
ラスト1の堺で終了です。(関東に1あり)
住宅でのこのようなシステムはめずらしく、画期的であっただけに、
個人的にはこのコンペシステムの終了は残念な気持ちでいっぱいです。
ハウスコでは既に新システムに移行されていますが・・・。

コンペは基本的に魅力的です。
実は私の建築家としてのデビューも公開コンペでした。
そこで幸いにも最優秀をもらったおかげでデビュー出来ました。

ずいぶん前の話なのですが昨日のことのように覚えています。
コンペはそのように人々に未知の夢を与えるドラえもんかも知れません。

住宅であれば、見知らぬ人が始めてそのコンペで出会い、一生の住みかを託す。
或いは託される。その瞬間から永遠の知り合いになります。
これは建築家は頑張らなくてはなりません、
なにしろ建築家冥利に尽きることですから。

昨今は建築家もさまざまなプロデュース会社とのコラボが、
当たり前のように多く見受けられるようになりました。
人事ながら、そのことの是非を言うのではありません。

それらの現象を含めて、果たして建築家がそこでの一期一会を、
緊張感と喜びを持って、建築家の矜持を持って大切に出来るかどうかという内面の問題、逆に自己自身がますます試される時代になって来ているということを自戒したいのです。